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紅茶提督一つ穴主義!…のドン亀更新。
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〆!は、この人!

「続きの本文」へ、どうぞm(__)m

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文字数…orz

同じく「続きの本文」へ、どうぞ^^;

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ネタに困った時のパラレル^^;。
『2』とありますが、『1』はサイトのリストにあります。(ブログの『はじめに』の中に入り口があります)
ヤンが帝国軍人の、いつものロイ×ヤンです。
無駄な小ネタでやっぱり文字制限に引っ掛かりました…orz
よろしければ記事下の「続きの本文」へどうぞ^▽^/


拍手[8回]

ガチなエロを作文し隊!!!……が、作文できないジレンマ…orz
タイトル通り、いつもの二人です。いつも通りなので金銀妖眼の扱いが雑ですのでご注意くださいませm(__)m


 * * * * * * * * * * 


 

 

『欲求不満だが、なにか』

 

 

 

「……………」

ミッターマイヤーは親友のこの言に眉を顰めた。自由惑星同盟との和平も恙無く成立し、戦争する理由がなくなった。それを不満と思うほど、親友は戦争屋であっただろうか。

いや、それはない……と思いたい。戦争反対の平和主義とは断じて言えないが悪戯に人命を損なうことを好むタチではないし、さりとて私生活は順風満帆の筈だ。なんといっても、己が保身から差し出された同盟軍の至宝ヤン・ウェンリーをどさくさに紛れて手に入れた男だ。更に職場も同じだ。公私ともに不満を抱く理由がない。

ミッターマイヤーは怒りで紅潮した皇帝ラインハルトと諦めきったヤン・ウェンリーの憔悴した顔を思い出した。

…あの時は本当に大変だった。下手すれば内乱だ。原因がホモとあっては後世の歴史家に笑われる。

「卿は何発だ?」

「は?」

ほんの半瞬、意識が逸れただけなので聞き逃すことはなかったが、一体何のことだが判らない。

「奥方と同衾する際、卿は何発打ち込む?」

「………」

ロイエンタールは質が悪い事に至極真面目顔だ。

「……ロイエンタール、今何時だ?」

「?正午を過ぎたところだな」

それがどうした、とどっかの伊達と酔狂が云いそうな顔のロイエンタールにミッターマイヤーは増々頭痛くなった。

「そうだな、昼を過ぎたばかりだな。…ところでロイエンタール、ここはどこだ?」

この質問に美丈夫は不愉快そうに眉を顰めた。

「元帥府の食堂だが」

「そうだな、元帥府の食堂だな」

判りきった事を繰り返すミッターマイヤーにロイエンタールの眉間の皺は増々深めた。

「ミッターマイヤー、一体どうした?ボケたのか?」

割と真剣に問いかけてくる親友をミッターマイヤーは鼻で笑い、ついに吠えた。

 

「ボケは貴様だ―――ッ!!」

 

ミッターマイヤーの怒号は昼時で込んでいる食堂を震撼させたが、肝心のロイエンタールの頭上には『?』が浮かんでいる。

「白昼堂々、人目もあるというのに下世話な事ばかり云いやがって、この色ボケがッ!!」

「待てミッターマイヤー、俺は卿の質問に答えただけだ」

「はぁ?俺は、貴様の機嫌の悪さの理由を聞いただけだ!それが何故こんな下世話な方向に行く?!」

「だから、欲求不満だと答えただろうが」

アングロサクソン系が大多数を占める帝国では東洋系のヤンは正に可憐な一輪の野花で食堂に居合わせた兵士達の殆どが聞き耳を立てている中ロイエンタールはシモ的な不満を述べた。

「回数が多いとか、しつこいとか言ってヤンは最近同衾を嫌がるが4発くらい平均であろう?それに腹の具合が悪くなると言って中出しも嫌がる。しかしゴムを使ったら使ったらで、中出し時の抜かず2発目の内部の悦びようとは打って変わってヤンの反応が鈍いのだ。俺は一体どうすればいいのだ?」

「…………」

…深夜枠の相談を真っ昼間からされる俺こそどうすればいいのか。

しかもロイエンタールの苦悩指数は過去類を見ないほど深い。初恋限定の彼とて愛する妻とお盛んな時期が確かにあったが、正直ロイエンタールの苦悩は理解できなかった。

「取りあえず回数が多いというのならコトに及ぶ前にガス抜きでもして減らせば良かろう」

アホらしくてミッターマイヤーはテキトーなことを言ってみたが、ヤンにベタ惚れのロイエンタールが今更ほかの女性を相手にするとは思えず、不誠実で漁色家の手コキをうっかり想像して気持ち悪くなった。テキトーすぎたと口元を押さえて若干反省。

「……ミッターマイヤー、本気で言っているのか…?」

怒りを滲ませた低い美声にミッターマイヤーは内心で慌てた。

「勘違いする――」

「ヤンにフ○ラを強要できるわけがなかろう!あのちっちゃい口は俺のP――でPPした時に淫蕩にあえ、ぐっ!?」

突然パァン!!と小気味よい音が鳴り響き、食堂は水を打ったかのように静まり返った。

「…………ヤン提督…」

ハードカバーの分厚い書籍でロイエンタールの頭部を後ろから殴ったヤンはにっこりと薄ら寒い笑顔で佇んでいた。

 

 

ミッターマイヤーはこの世で一番恐ろしいものを見た。




終わり。

 

 

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